Memorandum

普段の生活の覚え書き。主に技術録

【Splatoon2】自動ドット打ちで描いた絵を投稿してみた

きっかけ

私のブログではSplatoon関係の記事がよく見られていますが、そんな中気になる検索キーワードが有り、検索してみました。 「Splatoon Python」で検索してみると、とても興味深い記事を見つけました。

http://esprog.hatenablog.com/entry/2017/08/19/001717

Splatoon 2では絵を描いて投稿出来る機能があるのですが、この記事によるとその絵をドット打ちで描画し、さらに自動で描かせることが出来るらしいです!

これをやるにはある電子部品が必要なのですが、私はこの記事を見た瞬間すぐに注文してしまいました。

必要なもの

注文した商品が届いたので早速やってみました。 必要なものは以下のとおりです。

上記の記事ではPythonやWinAVRなど必要で少し敷居が高いのですが、同じブログの別記事で更に簡略化された方法があったのでそちらで試してみました。

switchとSplatoon 2を持っていれば、Teensy 2.0 ++ というものがあればすぐに試すことが出来ます。(あとの3つは無料のソフトウェアです)

Teensy 2.0 ++というのは小型のマイコンボードで、ボタンが一つだけついてる基盤です。

USB接続でプログラムを書き込むことが出来て、可能性は無限大のようなツールです。

今回行ったのは、Tennsyにswitchのコントローラとしてエミュレートさせて、switchの操作を自動でやってくれるようにプログラムすることで実現しています。

Let's Try

自動ドット打ちの方法は、初めに320*120ピクセルでモノクロの絵を用意します。

webサービスで画像を指定したピクセルサイズに変換してくれるサービスがあったので、私はそれを使いました。

https://www.iloveimg.com/ja/resize-image/resize-jpg

モノクロ化に関しては元記事にもあった、GIMPというソフトを使いました。

画像が用意できれば、元記事のブログ様が作成されたツールでデータ化します。

https://github.com/EsProgram/Switch-Fightstick/archive/1.2.0f.zip

上記のファイルをダウンロード・解凍して、「Image2Hex.exe」を起動してドラッグアンドドロップでデータ化できました。

そしてTeensy 2.0 ++ に書き込むわけですが、その前にTeensyで使用されているAtmel AVRというプロセッサ用のプログラムに変換するソフトが必要です。 それがWinAVRというもので、こちらは下記リンクからインストーラーをダウンロードして実行すると準備完了です。

https://sourceforge.net/projects/winavr/

書き込み&実行!

書き込みするソフトとしてTeensy Loaderを立ち上げて、画像をデータ化したHEXファイルを読み込ませます。 そしてTeensyをUSBでPCに接続して、Teensyのボタンを押すとプログラムの書き込みモードになり、Teensy Loaderで「Operation -> Program」、「Operation -> Reboot」の順で実行すると書き込み完了です。

dot-pixel-art

最後に、Splatoonを起動し、イラスト投稿画面までいき、ペンのサイズ(ドットの大きさ)を最小に設定しておきます。 その後TeensyとswitchをUSBで接続するとドット打ちを始め、2,30分ぐらいで完成します。

ドット打ちしている様子を動画に撮りました。

https://youtu.be/bmZSlcQ_kVU

新しい遊び方

それで完成した絵がこちらです。

https://twitter.com/Dr_RT/status/1082261025490067456

私は絵が得意ではないですけど、こうやって画像を投稿出来たのは凄い楽しかったです。 ちなみにこの記事のアイキャッチ画像が元絵です。

ただ、1/4~1/6のフェスに機材が届かずに投稿が間に合わなかったことが残念でした。 だけどフェスはまだ暫く続くので、次回のフェスでまたドット打ちした絵を投稿したいと思います。

今までソフトウェアの方に興味を持っていましたが、ハードウェアも使いこなせるとさらに出来ることが増え、可能性が広がると思いました。 ドローンやRaspberry Piなど魅力的なハードウェアも増えてきているので、何かやりたいことを見つけて挑戦してみたいと思いました。

編集後記

Teensy 2.0 ++を注文した際に、年末年始を挟んだからか、荷物が予定日を過ぎても届かず、amazonに問い合わせたところ、返金対応をしてくださいました。連絡したすぐその日に返金処理があったので、さすがのスピード対応だなと思いました。 しかし、その後2日ほど経って、注文したTeensy 2.0 ++が届いたので、嬉しかった反面、すこし申し訳ない感じがありました。