Memorandum

普段の生活の覚え書き。主に技術録

VPSのすゝめ

私のブログはVPSというサービスを利用して作っています。VPSとはVirtual Private Serverの略で、仮想的に専有できるサーバという感じです。実際に1台のサーバを自宅に用意して運営するのは大変ですし、ネット上で契約するのも料金が高くなりがちです。

それがVPSだと比較的安い料金で見かけ上はサーバを専有して使えます。もちろん、実際に専有できているわけではなく、他のユーザに影響は受けますが、それでも共用サーバに比べれば影響は少ないと思います。今回はVPSについて説明したいと思います。

VPS提供事業者

VPSのサービスを提供してる事業者はたくさんあります。私が利用してるVPSを決めた判断基準とサービス事業者を調べたので、紹介します。

  • ServersMan@VPS
    • 今回調べた中では一番安かったです。運営会社はDTI格安SIMなどの提供も行っていてネット関係ではいろいろなところで名前を聞くような気がします。サーバのスペックも悪くなく、VPSを試してみたいという方にはおすすめだと思います。
    ServersMan@VPS

  • ConoHa VPS

    • 運営会社はGMOで、サービスの初期費用などが抑えられ、またサーバのスペックを上げるスケーリングが用意されていて運用しているサービスのトラフィックやユーザ数が多くなったときにも対応できそうなので、便利かなぁと思います。アップデートも頻繁にあり、Windows server2019などの対応も早いと思いました。
    ConoHa VPS

  • さくらのVPS

    • 結構前からVPSサービスを提供している事業者だそうで、ネット上に多くの文献を見かける気がします。他のサービスに比べると少し料金は高めですが、安定性が高くまた公式のマニュアルやドキュメントも豊富でした。
    さくらのVPS

VPS提供事業者ごとに、セールスポイントがありますので皆さんも色々探してみて自分にあったVPSを使ってみてください。

はじめてのサーバ運用

私が今回始めて契約したVPSはConoHa VPSというサービスです。VPSを選ぶに当たり色々調べましたが、初心者の私でも始めやすい要素があり決めました。

料金が時間制だが、月額の上限がある

サーバOSはLinuxが多く、初期状態ではCUIといういわゆる黒い画面でコマンドを打ち込む必要があります。LinuxOSの使用経験はほとんど無くGUIしか扱ったことがなかったので、Linuxでサーバを運用出来るのか心配でした。

しかし、ConoHa VPSなら時間制で使えるので、もし使ってみて使えなさそうだったり、調査が足りない場合に一旦サーバを停止すると、時間課金が止まるので不安だったらとりあえず使ってみることができます。

初期費用が抑えられる

VPSでググってみると、VPSのサーバセットアップ資料などが色々見つかるのですが、さくらのVPSというサービスが公式資料が多く、分かりやすくまとめられている印象でした。しかし、さくらのVPSは初期費用がかかってしまい、VPSを試してみるにはとっつきにくい感じでした。(VPSのセットアップ時にはおせわになりました。)

OSが色々選べる

前述したさくらのVPSの公式ドキュメントがイラスト付きで分かりやすく、私もこの資料で使われているOSを使いたいと思いました(ちなみにCentOSです)。ConoHa VPSではCent OSの最新版から6系が使えたり、UbuntuDebianFreeBSDなど様々なOSが使えます。

スケールアップ・スケールダウンが出来る

始めたVPSにアクセスが増えてきたり、サービスを追加しようとしたときに現在のスペックでは不安だというときに、簡単にスケールアップができます。まだまだ私の環境では必要ではなさそうですが、もし人気が出てきたらすぐにスケールアップで対応できるのは嬉しいと思います。また、その逆にスケールダウンも出来るので臨機応変に対応できます。

VPSの活用例

希望にあったVPSサービスは見つかったのですが、ブログだけを運用するというのが少しもったいなく感じてしまってました。ブログだけなら無料で始められるレンタルブログもあるので、せっかくVPSを契約するなら他にどのようなことが出来るのかを調べてみました。

WordPress

もちろんWordPressでブログの運営ができます。インストールとか初期設定など少し面倒ではありあますが、設定してしまえば、プラグインなどカスタマイズが自由にできます。

VPN

最近話題になったりしているフリーWi-Fiのセキュリティ問題に対して有効なのがVPNと言われています。VPNVirtual Private Networkの略で詳しい技術は分からないのですが、専用線と同等の信頼性と安定性が得られるらしいです。私もたまにカフェなどでフリーWi-Fiを利用するときにPCやスマホからVPN接続をして、(気分的に)セキュアなネットをしています。

独自Webサービス

イデアややってみたいことがあれば、その実現にために自分でWebサービス・アプリを立ち上げることができます。もしサービス・アプリが当たればお金になるかもしれませんし、自分のアイデアを形に出来るというのは良いことだと思います。

常時起動

常時起動というのも大きな利用価値の一つだと思います。自宅のPCで常時起動していると音とか熱・電気代などが気になってしまいますが、サーバなら管理された場所で動いていて、料金も一定なので安心して起動させっぱなしに出来ます。私もゲーム関係の常時起動プログラムで自動的にゲームデータを取得するプログラムなどを走らせたりしています。

その他にも複数のVPSと組み合わせて大規模などWebサービスを構築するなど、出来ることは無限大にあると思います。そのために知識や技術は必要なのでしっかり身につけていきたいです。

私が利用しているConoHa VPSは広報キャラクターとしてこのはちゃんがいるので、これで決め手になって選ぶ方も多いみたいです。